私の名前は「けんいち」なのですが、
英語で書くと「Kenichi」となるんです。
アメリカに高校留学していたときのことです。
どうやらアメリカ人には「ん」というのを単独で発音するのが難しいようで、
「ん」と「い」が別々に言えず、つながってしまうようでした。
なので私は、
「けにぃち!」「けにぃち!」と呼ばれます。
なんだかそのうちに、
Kenichi(けにぃち)とKonnichiwa!(こにぃちわっ!)が混ざってくるしまつで、
Kenichiwa!(けにぃちわっ!)とかいって、
名前を呼ばれっているのか、
日本語であいさつしてくれているのか、
わからなくなってきました。
挙句の果てには、
卒業アルバムに、
私がサッカーの試合でプレイしているときのナイスな写真を載せてくれた上、
スポーツ記事のように解説まで入れてくれたのですが、
その解説の中では名前が、Konichi Wang (こにぃち わんぐ)となっていました。
こんにちはの進行形ならぬ、進化形のようなイケてる名前です(笑)
まぁ、なかなか国際派な感じでいいかもしれない…(笑)
「どうもぉ! コンニィチ ワングです!」(笑)
これからは国際派目指して頑張ります。
しかし、この20年以上、留学で身に付いた英語を日本で使ったためしがない。
我が家は浅草が近く観光客が多いので、
たまに英語で道を聞かれるが、
それでも私は、「駅はあっちね」と日本語で答えている。
1、2年ほど前だろうか、
しゃべっている英語がわからないというよりも、
クイズのようで何を質問しているのかが、よくわからない外国人二人組に道を聞かれた。
カップルっぽい?男性二人組だ。
ん〜??、と英語を理解するよりも何が知りたいのか理解するほうが大変だった。
、
やっとのこと難問クイズの答えがわかったときのように、、
「あっ!かっぱ橋かぁ!」と言ったら、
その二人は、同時に指をさしながら、
「Oh〜!カッパバァシィッ!」
と叫んだので、
つられて私も指さしながら
「Oh〜!カッパバァシィッ!」
と叫んでいた。
そのカップルっぽい男性二人組は、
やっと伝わったのがうれしかったようで、
楽しそうにかっぱ橋へ向かって歩いて行くのだった。
きっといい台所用品や食器を手に入れることができたに違いない(笑)