そもそも、何を基準にして人生経験が浅い深いと決めているのだろうか。
自分なりに考えてみました。
「経験」の意味を辞書で調べてみると、
1 実際に見たり、聞いたり、行ったりすること。また、それによって得られた知識や技能など。
2 哲学で、感覚や知覚によって直接与えられるもの。
とあります。
特定の分野での経験に限定しなければ、
トータルで考えた経験は、人生の中で得ていくものなので、人生経験と捉えてもよさそうです。
だとすれば、年齢が高く長い人生を送るほどに人生経験の量が多いとは言えそうです。
しかし、人生経験の量と深さは一致しないようにも思います。
年齢のみで人生経験の浅い深いが決まるのなら、
同い年は、みんな人生経験の浅い深いが同じだと言えます。
「あぁ、同い年ですね。人生経験の深さ同じですね。」(笑)
どうも年数だけで人生の浅い深いは決まらなさそうです。
人生の中でどれだけたくさんのことを実際に見たり聞いたり行ったりなどの体験をしたか、、
それによってどれだけの得られた知識や技能があるかは、
人生経験の豊富さにつながりそうです。
そうすると、たとえ同じ年数を生きていたとしても、
どれだけたくさんのことを体験したか、
それによってどれだけ知識や技能を得られてきたかで、、
人生経験の豊富さには違いが出てきそうです。
とすれば、年齢が上の人より下の人の方が、
人生経験の量が多くなる場合もありえるということになります。
しかし、たくさん体験をして、たくさんの知識と技術を得たとしても、
人生経験が深いとも言い難い感じがします。
たくさん知識を覚えたり、たくさん本を読めば、人生経験が深くなるのか、
いろいろな所へ行けば、人生経験が深くなるのか、
技術を身につけるほど、人生経験が深くなるのか、
というと、何かが足りない感じがします。
人生経験を深める機会は増やせそうですが、実際に深めるのは別のことのような気がします。
哲学で、感覚や知覚によって直接与えられるもの、ともあります。
哲学的な考えから多くの気づきや学びを得るということでなのでしょうか。
禅、瞑想などから通常の生活ではなかなか得られない感覚を体験をすることもあります。
五感を研ぎ澄ますほど、思考レベルを深めるほどに、体験するものは深くなるように思います。
つまり人生経験の浅い深いでいえば、
これが一番、表現にはあっているような気がします。
ただ、もし人生経験を数値化して比較したいのであれば、
人生経験の浅い深いではなく、
人生経験総量の多い少ないとでもした方がいいかもしれません。
人生経験総量を表すとすれば、
人生経験体積 = 年齢 × 実際の体験量 × 知識・技能
人生経験密度 = 思考・感覚の深さ
人生経験総量 = 人生経験体積 × 人生経験密度
といった感じでしょうか?
…………。
なぁーんてことを考えてみましたが…。
人生経験の浅いとか深いとか、
多いとか少ないとか、
そんなこと考えること自体おかしな話なんだと思います。
人の人生経験を基準にして優劣を決めようとすることなどは愚の骨頂でしかありません。
謙虚な気持ちで自分を磨いていけるように日々修行に励むことにしよう



