2013年07月01日

オズグット・シュラッター病

私は中学生の時にかなりひどいオズグット・シュラッター病になりました。
オズグット・シュラッター病というのは、成長期に起こりやすく、膝のお皿の下の脛の骨の部分が出っ張ってくる症状です。結構痛いです。
その頃は膝が全く曲げられませんでした。しかも両足(汗)。
和式トイレどころか、洋式トイレさえ、座るのに困ったものです。
出っ張ってしまった骨は戻らないので、いまだに立て膝だけは痛い。

オズグット・シュラッター病は、
スポーツで膝の曲げ伸ばしやジャンプなどの負荷によって生じるとも、
成長期の急激な骨の成長で筋肉の張力に引っ張られて生じるとも言われています。
確かに私もかなりの勢いで身長が伸びてましたし、
軟式テニス部で膝の屈伸とひねりの力の負荷が強くかかっていました。

整形外科に通い、電気を当てたり、温めたり、湿布を貼ったりしましたが、
痛みは和らぎさえしなかったのを覚えています。


すごくつらい思いをしていた中学生の自分もうやだ〜(悲しい顔)
今の私なら治してあげれるのに、って時々思いますぴかぴか(新しい)


痛みが出ている部分に負担はかかっているのは当然なのですが、
痛みが出ている部分に負担をかけているのは別の場所なのですから、
いくら膝に電気をあったり、湿布をしたところで、
痛みをごまかすことはできても、治るわけがありません。

スポーツの膝の運動による負荷にせよ、
成長期による負荷にせよ、
膝下の脛骨粗面が引っ張られているんです。
で、引っ張っているのは、腿の前面の大腿四頭筋。
これは、骨盤の方と、大腿骨から、膝のお皿(膝蓋)につながって、
膝蓋靭帯になって、膝下の脛骨粗面に付着しています。
筋肉の解剖から考えれば、この大腿四頭筋をゆるめる必要があります。

しかし、もっと重要なのが、お尻の横の中殿筋です。
一見関係なさそうですが、
このお尻の横の中殿筋の筋膜が固まっていると、
腿の前面外側の筋膜や腿の外側の腸脛靭帯の緊張が強くなります。
それらの筋膜は脛骨粗面とその外側の腓骨頭につながりますから、
膝の動きに大きく影響してきます。
実際、中殿筋をゆるめるだけで、膝の動き、曲がり具合がスムーズになります。
(足首側から膝の動きが制限されていることもありますし、その他の部位が影響を与えていることもあります。その人その人の身体の状態によっても変わってきます。)

ですから、オズグット・シュラッター病の場合、中殿筋の筋膜をゆるめてあげることが、
大きな膝の動きの改善と痛みの軽減、回復につながっていくと考えられるのです。


当時私は、正座はもちろん、あぐらをかいて座る事さえできなくなりました。
なにかにつけ膝に負担はかかって、20代半ばまで、ずーっと、痛みと付き合っていたものです。
相当な量のトレーニングとケア、
そして、血と汗と涙の努力を重ねてました(笑)
筋膜マッサージに出会うまでは・・・。
今じゃどんなに激しく動いても、痛くなることはまずありません。

ビール腹が重くて、今はそんなに激しく動くこと自体ありませんが・・・わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)



posted by うだけん院長 at 16:44| Comment(0) | 症状別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月02日

ヘルニアという診断

腰が痛くなる。
痛いから整形外科に行って、レントゲンなりMRIなりを撮る。

すると、腰椎の間から黒い影がムニュっと飛び出ている画像を見せつけられて、
「ヘルニアですね」と言われる。

リアルな飛び出た画像を見せつけられて、頭に「ヘルニア」がこびりつく。

そして、その後、腰が痛くなる度に、
「ヘルニアだから痛みが出てきた」という思考パターンが生まれる。

腰が痛くない時があるにも関わらず、
どこか頭の片隅で「ヘルニア」というのが常に存在してしまうのだ。

最悪なのは、手術をしたにも関わらず、痛みが全然取れない時。
なぜ、手術をして、神経を圧迫してる飛び出た椎間板を切除したにも関わらず、
痛みがとれないのか?
ハッキリ言えることは、ヘルニアが原因ではないからだ。
どうやら、何十年も前に手術によって、
腰痛が消えたという症例が前提となって、一人歩きしてしまっているらしい。

もちろん、脊椎や内臓の病気などで、痛みが出てることも稀にありますので、
病院での診断はとても重要です。


最近、腰痛の85%が原因不明といわれるようになってきました。
さらに健常者の腰をMRIで調べてみたところ、
30%の人にヘルニアがあったということも言われています。

15%は本当に椎間板ヘルニアなどが原因であるようですが、
「ヘルニアだから腰が痛い」を、一旦、頭の思考回路から切り離してみてはいかがでしょうか?

なぜなら、

単に腰の筋肉が固まりきってしまってるだけ、
骨盤の仙腸関節が詰まったり、微妙にずれているだけ、
お尻の横の中殿筋が固まりきっているだけ、
実は、強い肩こりから腰に来ているだけ、
精神的なプレッシャーが強くかかっているだけ、

それで、腰が痛みが出ていることがほとんどです。

足首の詰まりを取ったら、
腰から脚のしびれがスッと取れてしまったこともあります。

レントゲンやMRIには写らない、診ることさえない、
体全体の構造バランスやそれを作っている筋膜に原因があることが非常に多い。
体は、骨だけだと積み木のように積み上げて組み立てることさえできません。
バラバラに崩れます。
骨を支点として、筋膜が繋がりあって初めて、体という構造が成り立っているのです。

posted by うだけん院長 at 10:24| Comment(0) | 症状別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月07日

ストレッチと私

ストレッチというものに出会ってから25年。
あまりやってなかった時期もあれば、
毎日3時間以上やっていた時期もある。
ざっと平均して1日1時間(もっとしてるような気もするが・・・)とすると、
365時間×25年=9125時間。
もっとしてるような気がするので、約1万時間としよう。
少なくとも1万時間、ストレッチを通して自分の体の内側とコミュニケーションを取ってきたわけだ。
その割には、それほどスペシャルな柔軟性を身に付けているレベルではないかもしれない。

ただ、
正座は全くできない、
胡座も膝が床から60度くらい!?で上半身はひっくり返りそうな状態の体だった人間が、
今程度にはなった訳だから、まぁ変化率に関して言えば相当スペシャルであるとは思う。

普通にストレッチをしていても、膝は痛くなるは、股関節もすぐ痛くなるはで、
ストレッチをやればやるほど、可動域は狭まってく。
緩めても緩めてもあっという間に固まっていく。
もうなんとも堂々巡り、3歩進んで4歩下がるみたいな体でした・・・(笑)

で、ストレッチの本とか見ても、形、やり方は載ってるけど、
うまくいかないんですね。

自転車の乗り方の本なんかあったとしても、結局は自分で感覚を掴まないと乗れるようにならないですものね。

ひたすら思考錯誤してきました。
未だに、思考錯誤して新たな気づきを得ることもあります。

どうしたら、
痛くなることなく柔軟性を高められるのか、
固まってしまっているこの筋肉を緩めるには何秒行ったらいいのか、
どういう角度で、どういう力の入れ具合でおこなったらいいのか、
効率的に柔らかくするために、順番をどうすればいいのか、
どういう体の動かし方をすれば、柔軟性が上がるのか、
どういうトレーニング、エクササイズを組み合わせれば柔軟性が上げやすいのか、
温め方はどうするのか、
冷やしてやるのはどうなのか、
ああだこうだああだこうだ・・・。

延々と思考錯誤。

そんなのを繰り返し研究してできあがった独自のメソッドで、
13年ほど前にオリジナルのストレッチのクラスを始めました。
“ボディメンテナンス”“メディテーションストレッチ”“ヒーリングストレッチ”、
そんな名称で行っていました。
今でこそよく聞くようなクラス名ですが、当時はそういう系統のは聞いたことがない頃です。
そもそも60分とか90分のストレッチのクラスなんてめったにありませんでしたから。


長年の試行錯誤の末辿り着いた私自身の考え方の特徴があります。

1つ目。
1つのストレッチを3分から5分キープする。
小さい筋肉は、1分から3分にもなりますし、大きい筋肉なら5分から7分でもいい。
一般的には、ストレッチは15秒から30秒静止しましょう、と言われています。
ちょっとした準備体操的にはオッケーなのですが、
筋肉を緩める、柔軟性を高めるには、ちょっと足りない。
カチカチに固まってる筋肉なんかはまず緩まない。
それで、15分やってみたらどうかと思いついたんです。
そしたら、しびれた(笑)
ただ、5分とか10分とかやるとすごく緩む。
それに気づいて、いろんな部分の筋肉で試してみたりして。
時間かかりそうだけども、効率と効果は高まることがわかった。
その時々の筋肉の状態、気候、温度、時間帯によっても変わる。
これを知るだけでも全然違ってきます。

2つ目。
そうやって、1つのストレッチを10分とかやってると、
すごく体がリラックスしてくるのがわかるんです。
もっと深くリラックスすると、瞑想状態に近くなってくる。
するとさらに筋肉が緩みやすくなってきます。
瞑想状態に近くなってくるから、自分の心の状態とも向き合うようになってきて、
様々な感情の解放にもつながり、心が調整されることにも気づきました。
ちょうど、それ以前から瞑想をしていて、その感覚を体感していたので気づけたのだと思います。
それなら、先にリラックスした状態を作ってからストレッチをしたら効果が高まるだろうと、
自律訓練法や瞑想法を取り入れたストレッチのクラスを始めました。
当時は、誰もやってなかったのではないでしょうか。
レッスン受けてる方達は、トロトロホワ〜になってました。

3つ目。
ひたすら脱力して、地球の重力に身を任せる。
とにかく、トレーニングとか日常生活でも、力を入れることはよくやってる。
力を意図的に抜く練習ってあまりしない。
だからこそ力を意図的に抜く訓練をするのって重要だと思いました。
力が入ってるのって、車でブレーキかけながらアクセル踏んでるようなものです。
抜けてれば、スーッと動く。
体もおんなじです。

4つ目。
その後、鍼灸師、マッサージ師になった私は、
体を巡っている氣の通り道、経絡と、氣の出入りする場所、経穴(いわゆるツボ)、
を理解し、感じることができるようになりました。
ストレッチをしていると、氣が滞っている所がスーッと通るようになる感覚を掴んだのです。
とすると、症状に対して鍼灸で治療する時の経絡に沿ったストレッチをすれば、様々な症状の改善にもつながると考え、症状別でストレッチを取り入れることも考えました。
実際、ストレッチでかなりの効果を得ることもできます。

5つ目。
筋肉の骨への付着部である起始部と停止部とその筋肉が働く時の可動方向の理解は当然ですが、
個別の筋肉だけでは、イメージしづらい体の繋がりのラインも概念に入っています。
それが、筋膜です。
同時に体全体の構造のバランスを整えられる効果がストレッチでもかなり得られます。


おおまかにはこの5つの概念を元にストレッチをするだけで大きな変化を得ることができるでしょう。
行うストレッチだけを見れば、普通のストレッチにしか見えません。
ただ、そうした概念が元にあると、目に見えない奥深さを感じることができるようになりますし、
そうした体感することができてこそ、今の自分を変化させることもできるのだと思います。

情報量が膨大になっている昨今、真理を掴むのは結局、自分次第なのかもしれません。
posted by うだけん院長 at 06:23| Comment(0) | コンディショニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
〜筋膜マッサージでカラダを本来の構造へ〜
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